米国の利下げ期待で金が上昇!
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(2014年05月21日)
金価格に影響を与える為替相場はしっかりと
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金は商品の需要よりも投資マネーの影響力が強いため、
「経済・金利・為替・物価・原油・株式」
などが価格変動に大きく関わってきます。
特に為替相場の影響を受ける金融商品である金は、
国際価格がドル建てであり、
外貨貯金等と同様であることから、
影響の強さがわかります。
例えば、
基軸通貨である米ドルが安くなると、
金価格は値上がりします。
仮に1ヶ月で大幅なドル安になったとしても、
1ヶ月では純金の価値は変わらないからです。
逆にドル高になるとドル建ての金価格は下落しますが、
日本に住む私達の場合は円建ての金を購入しますから、
円高のほうが純金を割安で購入できるということになります。
金はよく「国籍のない通貨」と言われていますが、
表の通貨を映し出す鏡のようなものなのです。
通貨対通貨だけでは見えてこない為替相場の動きも、
あいだに金を挟むことによって、
よりくっきりした真実を見いだせます。
原油や穀物などの商品相場も、
為替相場に影響を与える要因になることは違いありませんが、
実需給で動く面が強く、
金のように通貨的な振る舞いをすることはありません。
国が危機に瀕すると価値が下がる為替、
会社が倒産すると価値がなくなる株式などと違い、
金はたとえ世界中の国々が金融危機に陥っても、
価値は下がらずにむしろ上がります。
裏の通過である金が本当に買われるのは、
表の通過が軒並み悲観的になっている時なのです。
金は需要がなくなることはないけれど、
その分爆発的な需要も生まれないので、
急激な値上がりは期待できません。
しかし、
価格変動が少ないからこそ純金積立に最適とも考えられています。
ですから、
利回りを求める攻めの姿勢ではなく、
現状維持を確保する守りの姿勢の象徴が金であると言えます。
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